知床半島にて

2001年5月20日
今日は知床半島に行く予定である。
出発前に外に出てみたが、肌寒いしお天気も良くない。
フロントへ行って昨日の宅急便を出してもらい、防寒着を出した。

宿泊代の清算をしようとすると、新婦の実家でまとめて支払いされるという。
宿泊代を出してもらっているのは知らなかったので驚いた。

昨日はみんな遅くまで新居におじゃましていたらしい
みんなで会えるのは今度いつだろうと考えつつ、ホテルを後にした。

出発前にガソリンを入れないといけないのに、スタンドはどこも開店前だった。
仕方なく隣町でガソリンを入れることにしたのだが、隣町のスタンドも開いていない
このままだと知床半島までもたないので、だんだん焦ってきた。
コンビニで店員さんに聞くと、日曜日は当番制で営業しているので、開いているスタンドが限られているという。
開いているスタンドを教えてもらって無事ガソリンを入れることができた。

後は知床半島を目指してひたすら走るが、寒いのですぐトイレに行きたくなった。
車から出たら、ものすごく寒かったので、Tシャツを慌てて着込んだ。

そこからしばらく走ると、オホーツク海が見えてきた。
寒かったが、窓を開けると潮の香りがした。
そして最初の目的地であるオシンコシンの滝に到着した。

外に出ると、やっぱり寒い
滝のしぶきが周囲の木にかかり、葉の先から水滴がポタポタ落ちていた。
売店で暖を取ってウトロに向かう

ウトロで車を止め少しうろうろするが、観光客らしき人はいない。
まず観光案内所に行ってみた。

時間がないので知床観光船には乗らない予定だが、観光船は欠航していた。
お昼ご飯にうに丼を食べようと計画していたのだが、目的のお店はお休みだった。

そこで別の店に入り、「うにくら丼」を注文した。
うにといくらが半分ずつと、蟹の卵が少しのっていた。
おのぼりさん丸出しで写真を撮ろうとしたが、カメラがおかしい

もしかして、カメラ壊れた?
電池かもしれないので、とりあえず後で電池を買いに行くことにした。
写真は撮れなかったけど、うにくら丼はしっかりお腹の中に納めました(笑)

その後限定販売の「栗じゃが芋のプリン」を食べに行く。
「栗じゃが芋」とは普通のメークインを寝かせて熟成させたものらしい
普通のプリンと比べると、少し密度が高いプリンで食べ応えがあった。

かこちゃんが蟹を送りたいとのことで、その間私はカメラをチェック
電池を入れ替えると、フィルムを巻く音がしたので様子を見ることにした。

それから次の目的地に向かって出発した。
途中で写真を撮ろうとしたが、やっぱりカメラが動かない!!
仕方がないので、使い捨てカメラを買った。
日本の北の果てで売っていた「写ルンです」は高かった。

気を取り直して知床五湖へ向かう
ここでも熊が出没するので注意書きがあった。
三〜五湖へ行く場合は熊避けの鈴を着けないといけないのだが、今日は三〜五湖へは立ち入り禁止とのことで、一湖、二湖のみ見学することになった。

知床半島は手付かずの自然が残っている。
湖の水も澄んでいて、まだ雪の残っている周囲の山々を水面に映し出していた。

知床五湖の展望台では、間近にウグイスの鳴き声が聞こえる。
よくみると、すぐそばでウグイスが鳴いていた。

この先の道は通行止めである。
カムイワッカ湯の滝に行きたかったのだが、残念だった。
この辺りの道は、凍結のため通行止めになっていることが多い。
今日は知床五湖まで行くことができたが、ここまで通れるようになったのも最近のことらしかった。
この後知床峠に向かったが、この道も4月中旬まで通行禁止になっていた。

車で走っていると、5匹のエゾシカが群れになって道路を渡っていった。

今日はお天気が悪いので知床横断道路を通行できるかどうか心配だったのだが、大丈夫だった。
しかし16時以降は通行止めになってしまうので、早めに行かなくてはいけない
霧が出ていて視界は最悪でカーブは多いし、もう笑うしかなかった。

知床峠は真っ白だった。
車を降りると寒いし霧で景色は全く見えない。
道路に雪こそなかったが、山肌には雪が30センチは積もっている
その時の気温はわからなかったけど、絶対0度前後だったと思う。

何も見えなかったし寒すぎるので、さっさと車に戻った。
車を発進させてすぐ、キタキツネに会えて感激した。

羅臼の手前で、熊の湯という無料の露天風呂に入った。
川のほとりにあっていい感じである。
しばし極楽気分を味わった。

そして羅臼に到着
国後島を見たかったのだが、曇っていてうっすらとしか見えない。
地図で見るとホントすぐ近くなのに残念だった。
買い物タイムの後はこの後どうするかを考える。

知床半島のもう少し奥のほうまで行ってみたいのだが、時間的に無理そうである。
そこで近くのマッカウス洞窟の中の光り苔を見た後、羅臼国後展望塔に行ってホテルに向かうことにした。

天然記念物の光り苔はあんまりよくわからなかった。
角度によって見え方が違うらしいが、光っているのかどうかもわからなかった。

展望塔は時間が遅かったので、建物の中には入れなかった。
晴れていたら知床岬まで見えるはずなのだが、見ることができなかった。

今日は網走に泊まる予定である。
知床半島から結構距離があるので、しばらくドライブ状態である。
山道も走ったが、ほとんどが平たんな真っ直ぐの道である。
私もボーッとしていたが、かこちゃんが突然「今意識が遠のきそうになった」と叫んだ

考えてみたら、羅臼を出てから一度も休憩をしていない
休憩をして、ホテルに到着したのは19時30分を回っていた。
夕食を食べるため、歩いて外に出た。

そんなに遅い時間でもないのに、町中は結構ひっそりとしている。
食事するところがなかなかなく、困っていると「網走ビール館」というのが目に入った。
見るとレストランのようになっていたので、早速そこに入ることにした。

2人共お酒は強うほうではないのだが、せっかくなのでビールを1杯ずつ飲むことにした。
魚介類はもういっぱい食べたので、野菜やお肉類を中心に注文する。
食後2人共顔が赤かったが、外は寒かったので歩いていると酔いも冷めてきた気がした。

しかし部屋に戻るとやっぱり酔いが醒めていなかったので、少し休憩をすることにした。
ここには大浴場があるのだが、23時で閉まってしまう
眠ってしまっていたが、目が覚めたら22時半だった。
あわててかこちゃんを起こして大浴場に行った。

私のほうはすっきりしたが、かこちゃんはまだ酔いが醒めていなかったらしく、お風呂に入った後さっさと寝てしまった。
明日は大阪に帰るし、荷物を整理してから眠ることにした。

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