さよなら北海道
2001年5月21日今日はいよいよ帰る日である。
観光もそんなに予定に入れていなかったので、7時頃に起きる。
私が起き出すより先にかこちゃんがむくっと起きてシャワーを浴びていた。
戻ってきたかこちゃんは「何か調子悪いわ〜」という
どの辺りがどんな風に悪いのかを聞くと、お腹の調子が変だという。
そしてそのままベットに突っ伏してしまった。
私はフロントに行って、胃薬をもらった。
食後服用と書いてあったので、かこちゃんを無理矢理朝食に連れ出した。
少しでも食べてから薬を飲む方がいいと思ったからだ。
かこちゃんは少しだけ物を食べて薬を飲んだ。
しんどそうだったので、先に部屋に戻ってもらい朝食を取る。
薬を飲むことによって楽になってくれるといいのだが・・・
部屋に戻ると、かこちゃんはまだ調子悪そうだった。
薬を飲んだので胃のほうは少しすっきりしてきたとのこと
しばらく横になってもらい、私はゆっくり出られる準備をする。
結局9時過ぎにホテルを後にした。
そして最初の目的地、能取岬へ行く。
岬の周辺は牧草地になっていて牛が放牧されているらしいが、お天気のせいか牛はいなかった。
今日も天気が悪く、霧が立ちこめている。
ちょっとでもスピードを上げると、海に飛び込んでしまうんじゃないかというくらい視界が悪かった。
冬になると、この周辺には流氷がやってくるらしい
そしてお天気が良ければ知床岬まで見えるとのことだが、何にも見えなかった。
能取湖の周囲を走り、市街地に戻る。
そして網走刑務所へ行った。
ここは特に観光するところもないので、近くにあるオホーツクバザールへ行った。
昨日蟹を買ったかこちゃんに触発されて、私も蟹を買いたくなったのだ。
保冷剤を入れると12時間は持つといわれたので、そのまま持って帰ることにした。
それからオホーツク流氷館へ行った。
ここでは-15度の世界を体感できる部屋がある。
濡れタオルを持って入ってぐるぐる回すと固まるとのことで、持って入った。
中には本物の流氷が展示してあった。
タオルを回すと本当に固まってきた。
さすがに寒くなってきたので部屋を出た。
ここにはクリオネも見ることができた。
初めて見たが、海の妖精はかわいらしかった。
今日回る予定のところはすべて見たが、飛行機の搭乗時間まではまだ余裕があった。
かこちゃんは、見たいところがあるなら回っていくよと言ってくれたが、やっぱりしんどそうだった。
そこで、少し早いが空港へ行くことにした。
車さえ返してしまえば、かこちゃんは楽になれる。
運転を代わってあげられないので、本当に申し訳なかった。
網走湖の横を通ったので、車を止めて少し見学
もう少し早い時期にくれば水芭蕉が咲いていたはずなのだが、今の時期は何もなかった。
途中でガソリンを入れて車を返却
総計732キロの旅だった。
女満別空港に着いたが、出発まで約2時間ある。
搭乗手続きが始まったので、先に荷物を預けることにした。
帰りも羽田経由で帰るのだが、羽田からの格安チケットがうまく取れなかったので羽田で少し待たないといけない。
かこちゃんに至っては、羽田から大分までのチケットが取れなかったので、福岡に飛んでバスで大分に帰ることになっている。
しかし、当日同じ路線の前の便で空席がある場合は変更することができるのだ。
私は早速変更できるか聞いてみた。
すると羽田からの便なので、ここでは受けられないという。
しかもいったん羽田で荷物を受け取って、再度チェックインしないといけないという。
女満別で変更できるのなら荷物も預けっぱなしでいいのだが、再度チェックインとなるとギリギリなので乗れない可能性がある。
結局最初に取った便で帰ることにした。
かこちゃんも、荷物を持ち歩くのがしんどいのでこのまま帰るという。
バスで大分に帰ったら夜中になると言ってたし、調子悪そうなので早い便で帰った方がいいと思ったのだが・・・
空港に着いてからのかこちゃんは、スイッチが切れたみたいだった。
空港で昼食を取ったのだが、相変わらず食欲がなく、ヨーグルトと紅茶を頼んで薬を飲んでいた。
私はこの後売店で買い物をしたのだが、その間かこちゃんはずっと座りっぱなしだった。
あんまり動かしたくなかったので、ギリギリまでその場に座っていた。
搭乗20分前になって、ようやく搭乗口に行こうとした。
しかし、女満別空港には手荷物検査の場所が1ヶ所しかなく、メチャクチャ混んでいる。
飛行機に乗り込んだのは、出発10分前くらいだった。
いよいよ北海道にお別れである。
旅行に行くと、いつもこの瞬間が寂しい
飛行機は定刻の14時20分、北海道を後にした。
私も疲れていたのか、飛行機の中でぐっすり寝てしまった。
かこちゃんはもしかしたら熱があるかもしれないと言っていたが、体に触ってもそんなに熱くないように感じた。
そして羽田に到着
幸いにも大阪行きと福岡行きの搭乗口は近くだったので、福岡行きの搭乗口近くに座ることにした。
2人とも1時間ちょっと待たないといけないのだが、大阪行きの飛行機のほうが20分ほど先に出発するのだ。
かこちゃんは相当しんどいらしく、そのまま椅子に倒れ込んで寝ていた。
本人は昨晩お酒が原因かもと言っていたが、5日間の疲れが出たのだろう
なんせ運転手は1人だけだったのだから・・・
運転していた分私よりずっと疲れていたはずである。
そして大阪行きの搭乗が始まったが、私はギリギリまでついていることにした。
かこちゃんが飛行機に乗り遅れないか心配だったからである。
私がギリギリまでここにいれば、後10分位で福岡行きの搭乗が始まるはずである。
心配だが、ここから先は帰路が別なので仕方がない。
まさか九州まで一緒にいくわけにはいかないし・・・
後ろ髪を引かれる思いで、飛行機に乗り込む
飛行機の中でも無事に帰ってくれるか気になって仕方なかった。
飛行機は19時くらいに伊丹に到着した。
そこからバスに乗り、家に着いたのは20時近くだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
後日談になりますが・・・
かこちゃんはやっぱり熱があったとのこと。
福岡でバスに乗り遅れてさらに帰るのが遅くなったらしい・・・
家に帰って熱を計ると37.7度もあったらしい
胃が痛かったのが原因だったらしく、翌日には熱も痛みも引いたとのこと
とにかく家に帰り着いたことがわかっただけでもホッとしました。
先日写真が出来上がってきました。
旅行は2日目が良かったけど、出来上がった写真は知床半島がきれいだった。
見てもらえないのが残念です。
いろんなハプニングもあったが、楽しい5日間でした。
美味しい物もいっぱい食べて満足した。
ホントに長い旅行記になってしまいました。
最後まで読んで下さった方ありがとうございました<(_ _)>
観光もそんなに予定に入れていなかったので、7時頃に起きる。
私が起き出すより先にかこちゃんがむくっと起きてシャワーを浴びていた。
戻ってきたかこちゃんは「何か調子悪いわ〜」という
どの辺りがどんな風に悪いのかを聞くと、お腹の調子が変だという。
そしてそのままベットに突っ伏してしまった。
私はフロントに行って、胃薬をもらった。
食後服用と書いてあったので、かこちゃんを無理矢理朝食に連れ出した。
少しでも食べてから薬を飲む方がいいと思ったからだ。
かこちゃんは少しだけ物を食べて薬を飲んだ。
しんどそうだったので、先に部屋に戻ってもらい朝食を取る。
薬を飲むことによって楽になってくれるといいのだが・・・
部屋に戻ると、かこちゃんはまだ調子悪そうだった。
薬を飲んだので胃のほうは少しすっきりしてきたとのこと
しばらく横になってもらい、私はゆっくり出られる準備をする。
結局9時過ぎにホテルを後にした。
そして最初の目的地、能取岬へ行く。
岬の周辺は牧草地になっていて牛が放牧されているらしいが、お天気のせいか牛はいなかった。
今日も天気が悪く、霧が立ちこめている。
ちょっとでもスピードを上げると、海に飛び込んでしまうんじゃないかというくらい視界が悪かった。
冬になると、この周辺には流氷がやってくるらしい
そしてお天気が良ければ知床岬まで見えるとのことだが、何にも見えなかった。
能取湖の周囲を走り、市街地に戻る。
そして網走刑務所へ行った。
ここは特に観光するところもないので、近くにあるオホーツクバザールへ行った。
昨日蟹を買ったかこちゃんに触発されて、私も蟹を買いたくなったのだ。
保冷剤を入れると12時間は持つといわれたので、そのまま持って帰ることにした。
それからオホーツク流氷館へ行った。
ここでは-15度の世界を体感できる部屋がある。
濡れタオルを持って入ってぐるぐる回すと固まるとのことで、持って入った。
中には本物の流氷が展示してあった。
タオルを回すと本当に固まってきた。
さすがに寒くなってきたので部屋を出た。
ここにはクリオネも見ることができた。
初めて見たが、海の妖精はかわいらしかった。
今日回る予定のところはすべて見たが、飛行機の搭乗時間まではまだ余裕があった。
かこちゃんは、見たいところがあるなら回っていくよと言ってくれたが、やっぱりしんどそうだった。
そこで、少し早いが空港へ行くことにした。
車さえ返してしまえば、かこちゃんは楽になれる。
運転を代わってあげられないので、本当に申し訳なかった。
網走湖の横を通ったので、車を止めて少し見学
もう少し早い時期にくれば水芭蕉が咲いていたはずなのだが、今の時期は何もなかった。
途中でガソリンを入れて車を返却
総計732キロの旅だった。
女満別空港に着いたが、出発まで約2時間ある。
搭乗手続きが始まったので、先に荷物を預けることにした。
帰りも羽田経由で帰るのだが、羽田からの格安チケットがうまく取れなかったので羽田で少し待たないといけない。
かこちゃんに至っては、羽田から大分までのチケットが取れなかったので、福岡に飛んでバスで大分に帰ることになっている。
しかし、当日同じ路線の前の便で空席がある場合は変更することができるのだ。
私は早速変更できるか聞いてみた。
すると羽田からの便なので、ここでは受けられないという。
しかもいったん羽田で荷物を受け取って、再度チェックインしないといけないという。
女満別で変更できるのなら荷物も預けっぱなしでいいのだが、再度チェックインとなるとギリギリなので乗れない可能性がある。
結局最初に取った便で帰ることにした。
かこちゃんも、荷物を持ち歩くのがしんどいのでこのまま帰るという。
バスで大分に帰ったら夜中になると言ってたし、調子悪そうなので早い便で帰った方がいいと思ったのだが・・・
空港に着いてからのかこちゃんは、スイッチが切れたみたいだった。
空港で昼食を取ったのだが、相変わらず食欲がなく、ヨーグルトと紅茶を頼んで薬を飲んでいた。
私はこの後売店で買い物をしたのだが、その間かこちゃんはずっと座りっぱなしだった。
あんまり動かしたくなかったので、ギリギリまでその場に座っていた。
搭乗20分前になって、ようやく搭乗口に行こうとした。
しかし、女満別空港には手荷物検査の場所が1ヶ所しかなく、メチャクチャ混んでいる。
飛行機に乗り込んだのは、出発10分前くらいだった。
いよいよ北海道にお別れである。
旅行に行くと、いつもこの瞬間が寂しい
飛行機は定刻の14時20分、北海道を後にした。
私も疲れていたのか、飛行機の中でぐっすり寝てしまった。
かこちゃんはもしかしたら熱があるかもしれないと言っていたが、体に触ってもそんなに熱くないように感じた。
そして羽田に到着
幸いにも大阪行きと福岡行きの搭乗口は近くだったので、福岡行きの搭乗口近くに座ることにした。
2人とも1時間ちょっと待たないといけないのだが、大阪行きの飛行機のほうが20分ほど先に出発するのだ。
かこちゃんは相当しんどいらしく、そのまま椅子に倒れ込んで寝ていた。
本人は昨晩お酒が原因かもと言っていたが、5日間の疲れが出たのだろう
なんせ運転手は1人だけだったのだから・・・
運転していた分私よりずっと疲れていたはずである。
そして大阪行きの搭乗が始まったが、私はギリギリまでついていることにした。
かこちゃんが飛行機に乗り遅れないか心配だったからである。
私がギリギリまでここにいれば、後10分位で福岡行きの搭乗が始まるはずである。
心配だが、ここから先は帰路が別なので仕方がない。
まさか九州まで一緒にいくわけにはいかないし・・・
後ろ髪を引かれる思いで、飛行機に乗り込む
飛行機の中でも無事に帰ってくれるか気になって仕方なかった。
飛行機は19時くらいに伊丹に到着した。
そこからバスに乗り、家に着いたのは20時近くだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
後日談になりますが・・・
かこちゃんはやっぱり熱があったとのこと。
福岡でバスに乗り遅れてさらに帰るのが遅くなったらしい・・・
家に帰って熱を計ると37.7度もあったらしい
胃が痛かったのが原因だったらしく、翌日には熱も痛みも引いたとのこと
とにかく家に帰り着いたことがわかっただけでもホッとしました。
先日写真が出来上がってきました。
旅行は2日目が良かったけど、出来上がった写真は知床半島がきれいだった。
見てもらえないのが残念です。
いろんなハプニングもあったが、楽しい5日間でした。
美味しい物もいっぱい食べて満足した。
ホントに長い旅行記になってしまいました。
最後まで読んで下さった方ありがとうございました<(_ _)>
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