最近、新聞やテレビのニュースで「遺跡ねつ造問題」の事が再度取り沙汰された。
あのニュースを見てショックを受けた人は結構多いと思うが、私もその中の1人だ。

教科書そのものが変わってしまう事件だったけれど、私には別の思いがある。

学生時代、私は学校で発掘調査のアルバイトをしていた。
といっても、学生は補助的な立場でしか調査させてもらえなかったけれど・・・

1つの現場で調査が終わり、報告書が出来上がるまでは結構時間がかかる。
報告書を作る作業の方が現場での仕事より絶対長い。

私が学生時代に関わった遺跡はいくつかあるが、卒業してから出来上がった報告書が送られてきて本当に嬉しかった。

でも、その費やした時間が全て無駄になったと思ったら・・・私なら自分がやってきたことは何だったんだろうと思う。

それに私にとってはアルバイトというよりクラブ活動という感じで、学生時代の楽しかった思い出の1つなのである。

ねつ造された遺跡の調査に関わっていた調査員や学生、それにその時代の研究者の人々が、ねつ造発覚からどんな思いでいるのかを考えると、心が痛いのである。

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