今更ながら、1月に転勤をしてきたMくんの歓迎会があった。

1〜2月は営業の方が忙しい時期だったということと、幹事をしなければいけない立場のAくんが盲腸で入院したことによって、今頃になってしまった。

Mくんが転勤してきたとき、いろんな憶測が流れて構えていた人も多かったが、今はどうだろう。
実際に本人を見てみないとわからないと思っていたが、私にはやっぱりMくんがみんなと仲良くしようとしているようには思えないのだ。

私自身、Mくんとほとんど言葉を交わしていない。
彼は大阪に初めて出てきたその日から、1度も挨拶には来ないのである。
同じ部署で仕事をする予定の人の所にさえ、何もなかったらしい
私とは初対面じゃないし、以前は電話でもよくしゃべっていたので話がしづらいわけじゃないとは思うのだけれど・・・

先日の朝、会社に向かって歩いていると、後から私を追い越して行った人がいた。
よく見るとそれはMくん
だけど、態度は明らかに「他人」だった。
普通追い越す時に「おはようございます」の一言くらいあるんじゃないかと思った。

初対面だったNくんの事は、廊下ですれ違ったときに「お疲れさまです」と声をかけられたにもかかわらず、それが誰なのかわからなかったらしい
転勤してから2ヶ月も経っているのにである。
その場に居合わせたTくんが「あんまりやと思う」とぼやいていた。

挨拶もきちんとしないMくん
それで本当にみんなとうまくやっていけるの?
みんな本当に心から歓迎していたのだろうか・・・

今日はいつも事務所の掃除を担当していただいている「掃除のおばちゃん」が仕事を辞められる日でもあった。
「掃除のおばちゃん」は掃除の会社から派遣されてきている方なので、私の会社には全く関係のない人なのだが、一昨日辞められる話を聞いたときには誰もが「えっ?」と驚いた。

掃除のある日は朝早くから仕事をされていて、私達の顔を見ると「おはようございます」とにこやかに挨拶をしてくださる人だったからである。
人当たりの良い方なので、誰とでも仲良くなれる。
自然と会話も成り立つのである。

いつしか「みんなで食べて」とお菓子をいただいたり、慰安旅行のお土産を買ってきたりするようになっていた。

事務の人から「贈り物をしたいと思うので、賛同いただける方はお金を出していただくようお願いします」とメールが来たのだが、「強制ではありません」と断り書きがあったにもかかわらず、ほとんどの人が賛同していたのである。

本当に好かれる人だったんだなと思った。

このことは今のMくんには、きっと味わえない事だと思う
Mくんがずっとこのままなら、辞めるときに「掃除のおばちゃん」のような惜しまれ方はきっとされないだろうな・・・

そして私は「掃除のおばちゃん」のような人になりたいと思うのである。

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