幻想的な光景

2003年9月17日
今日はダニーデンからテアナウへ向かう

朝、早起きしてAさんとお散歩
大聖堂とダニーデン駅を見てスーパーで買い物をする。

荷物を持って来た道を歩いていると、午前9時を告げる鐘が鳴った!!
今日の出発時刻は9時なのである。

ダニーデン市街は坂だらけ
それも結構急なのである。
お散歩に行く時は坂を下ってきたけれど、帰りはこの急な坂を上っていかなければいけない
近くまで帰ってきてはいたけれど、この坂を急いで上るのはしんどかった。

戻ってきたら、ちょうどHさんが私たちの部屋をノックしようとしている所だった。
ギリギリセーフで戻ってきて荷物を積んで出発

テアナウへ行く前にダニーデン郊外にあるラーナック城を見学に行く
昨日通った入江沿いのグネグネ道を通り、途中から山道に入る

昨日と同じ道なのに、今日は気分が悪くなりそうな気配
もう少しでラーナック城というところでギブアップ

そこからラーナック城までは歩ける距離だったので、無理を言ってAさんと歩いていくことに
景色を楽しみながら歩いた。

ラーナック城は、ニュージーランドで唯一のお城らしい
といっても貴族ではなく資産家の邸宅だったらしいのだが・・・

現在も個人の邸宅で、所有者が一般に公開しているのである。

中に入ると19世紀にタイムスリップ
どの部屋も天井がきれいで印象的だった。
細かいところまで細工されている。

一通りの見学後は中のカフェで朝食を取る
朝食というよりはお昼に近い

テアナウに向けて出発
今日は私が楽しみにしていた土ボタルが見られる。

途中でお茶休憩。
その時ちょうどパトカーが車検をしていて近くまで行ってみた。
愛想の良いおまわりさんが車検を中断してパトカーを出してくれた。
レッドタサックというニュージーランドネイティブの草がたくさん生えている所も通った。
この草はガーデニングに使うそうだ。

等々、寄り道をしながらテアナウへ向かった
向こうはお天気がよくないらしい
夕方近くになってテアナウに到着

土ボタルの見学まで時間があるので先に本日の宿にチェックイン
まだ新しい建物の匂いがするきれいなモーテルでした。

テアナウではよくない知らせが待っていた。
明日行く予定のミルフォードサウンドへの道が閉鎖されているというのだ

明日は行けない可能性が大きいらしい

楽しみにしていただけにショック
行けなかった場合に何をするのか決めないといけない

ミルフォードサウンドのクルーズとは別にダウトフルサウンドという渓谷のクルーズがあるのだが、同じようにミルフォードサウンドへ行けなかったツアー客でいっぱいで無理だろうとのこと
それかクイーンズタウンへ早めに行って他のことをするか・・・

しばらく考えさせてもらうことにした。

夕食はHさんお勧めの店でラム肉を食べた

土ボタルの見学は辺りが暗くなってから始まった。
テアナウ湖で船に乗り、テアナウ洞窟まで行く
風が強くて船がよく揺れた。

雨が降っていてかなり寒い
船を降りて洞窟の手前の建物へと向かうが、雨で結構濡れた。

建物の中で、土ボタルの説明のスライドを見てから洞窟に入っていく
小さいグループに分かれていくのでしばらく待機

待っている間に自分がレインコートを持っていたことに気がついた
既にビショビショだけど、これ以上雨に濡れなくてすむ
寒かったのでレインコートはなにより防寒になった。

自分たちの番になったので、洞窟へと向かう
ここからまた小船に乗るのだが、足元を凄い勢いで水が流れている。

土ボタルは昆虫の一種で、自ら放つ光に吸い寄せられる昆虫を捕食するそうだ
なので、空腹時によりいっそう光るらしい

ふと上を見ると青白い小さな光がポツポツと見える
小船に乗りながらも天井にはたくさんの土ボタルが光っていた。

それからしばらくは洞窟の中を歩く
明かりがついているので足元は見えるが、急に狭くなっている所もあるので気をつけないと頭をぶつけてしまう。

そしてもう一度小船に乗り込むと、今度は周囲の明かりが消されて真っ暗になった。

見上げると、無数の土ボタルが光り輝いている
まるで星空 いやそれ以上にきれいだったかもしれない
幻想的な光景にしばし酔いしれた。

モーテルに戻ってから明日のことを考える
Hさんが朝一番でミルフォードかダウトフルのどちらかに行けるか聞いてくれるという
どちらもダメなら早めにクイーンズタウンへ行くことになった。

さてさてどうなることやら・・・

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