綿菓子

2004年10月2日
去年ニュージーランドへ一緒に行ったAさんが、8月にケニアへ旅行に行ったので、その写真を見せてもらった。

随分前から「見せてくれないと暴れますよ!!」と言っていたのだが、会社で見せるのは嫌だったらしい。
今日は写真を友達に見せる約束をしていたらしく、その前に見せてもらうことになった。

日本からケニアまでは直行便がないので、エジプト経由で行ったらしい。
なので、写真の中にはピラミッドやスフィンクスといったものも含まれていた。

メインのケニアの写真は野生動物がいっぱい。
しかもなぜかカメラ目線の動物がたくさんいて面白かった。

ミナミで待ち合わせたため、写真を見せてもらった後にAさんと道頓堀極楽商店街に行くことにした。
オープン直後にニュースでやっていて、一度入ってみたいと思っていたところである。

昔風のレトロな感じに造ってあるので、昔からある老舗がの店が入っているのかなと思いきや、何年か前にできた地元の行列ができるたこ焼きやさんが入っていたりして、必ずしもそうではないようだった。

その中で私の目を奪ったのは、お店ではなく階段の踊り場の隅に置かれている綿菓子を作る機械だった。

この機械、コインを入れると自分で綿菓子が作れるのである。
小さい頃、この機械が近所のお米やさんに置いてあり、私にとっては凄く懐かしいものである。

子供の頃、駄菓子の買い食いをさせてもらえなかったので、私がこの機械で綿菓子を作ったのは数えるほどしかない。
だからこそ、作った綿菓子は凄く美味しかったのだと思う。

私は懐かしくて思わず駆け寄ったが、この機械に注目している人は誰もいない。
この機械は飾りとして置いてあるだけなのだろうか・・・

機械の扉をガラガラと開けると、中には綿菓子を作った跡が残っている。
綿菓子を巻き付けるための割り箸もたくさん入っている。
そして、コインを入れるところは塞がれていない。
間違いなくこの機械は現役で動いているのだ。

ということで、早速作ると決めてコインを入れた。

ざらめが上から落ちてきて、しばらくすると綿が吹き出す。
Aさんに言わせると、私は凄く嬉しそうに割り箸に巻きつけていたそうな。
実際くるくると綿菓子を巻きつけるのはメチャクチャ楽しかった。

そして私が綿菓子を作っていると後ろから「あっ!! 綿菓子作ってる」と子供の声
気がつくといっぱい人が寄ってきていた。
さっきまでは誰も注目していなかったのに、綿菓子を作ろうと列をなしたのにはちょっとびっくりした。

綿菓子の味なんてどれも一緒だけど、私にとっては昔と変わらないちょっと懐かしい味がした。

童心に返った一日でした。

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