今日は

2006年1月20日
今日は退職が決まっている職場のSくんの最終出勤日だった。

12月に忘年会と一緒に送別会を行って、年内には退職するといっていたが、いろんな事情から今日まで出てくることとなった。

今日が最終出勤日と知ったのは今日
仕事中に本人の口から聞いた。

午前中ぶらりと私の部署にやってきて、電話中の私に手を振ってくる。
空いている席に座り、私が電話を終わるのをずっと待っていた。
改まって待っているので何で待っているか私にも察しはついたのだけれど・・・

私とNさんの同級生3人で一時期よく「同級生会」と称して仕事帰りに食事に行き、愚痴を言ったりもしたよね。
最近は話をする機会も少なくなって、辞めることも他の人から聞いたけど、わざわざ待っていて「今日で最後やねん」と言いに来てくれたことは嬉しかった。

辞める理由については聞いていた通りの理由だったけど、本人の気持ちもよくわかる。
そして本人の性格から、辞めると決まる前に知って引き止めたとしても、ムダだっただろうということもよくわかっている。
「体を大事に」と言われてちょっと泣きそうでしたが、「お互い様に」と何とか普通に返すことができました。

職場で自分と同じ高さからものがいえる人はどんどん減っていく
Sくんは数少ないその中の1人だった。
そういう人がいなくなるのは本当に寂しいのである。

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